成功のカギは「自己理解と保護者の応援」!
以上、ご紹介した2つの事例は、いずれも本人の発達特性と学校側のカリキュラムや登校スタイルがうまくマッチしたケースです。多くの中高生がたどる道ではないかもしれませんが、何よりも本人に合っていることが重要で、そこに保護者の理解と応援が加わったので成功したケースといえるでしょう。
センターでの相談のなかで、「最低でも4年制の大学は卒業してほしい」、「○○高校程度には入ってほしい」などという保護者の思いに打ちひしがれている子どもたちに出会うことがあります。一方、いわゆる高学歴を獲得した後も、独特の生きづらさを抱えながら相談にみえるケースもあります。
自己選択と自己決定の重要性はここで繰り返すまでもありませんが(本連載第2回https://subarucollect.jp/detail/403/ 参照)、その前提となる自己理解の深化についても、学齢後期における重要な課題として挙げておきたいと思います。
第5回 わが子の進路を考える前に:長い成人期の人生を見すえて
→【https://subarucollect.jp/detail/456/】
近藤 幸男(こんどう ゆきお)
- 神奈川県川崎市発達相談支援センター ソーシャルワーカー(特別支援教育士)。
横浜市の中学校通常級(国語科)、支援級、特別支援学校、通級指導教室の担当教員を務めた後、現在は川崎市の発達障害者支援センターでソーシャルワーカーとして勤務する。「通級指導の実際」について、明治学院大学心理学部教育発達学科に出講中。


















