ことばの学びは、上位語と下位語の関係理解がとても大切
お子さんの語彙力アップに、上位語と下位語の学習が効果的なのをご存知でしょうか? ことばの学習で上位語と下位語の関係を理解することはとても大切です。
先ほどのクイズの中で、お子さんがヒントを求めたときに、この上位語と下位語の関係を使うことができます。クイズのヒントの部分で、「か・み・ん??」→「じゃあ、ヒントね。それは果物です!」とか、「き・た・ぬ??」→「うーん…。ヒントは動物です」というようなやりとりを紹介しましたが、「みかん」という下位語に対して、上位語の「果物」を、「たぬき」という下位語に対して、上位語の「動物」ということばを使ってヒントを出しています。上位語と下位語は、具体と抽象という関係になります。
また、これらの具体と抽象という考え方は、論理的な文章の読解や作文に役立ちます。たとえば、以下のような文です。
例:「○○には、A、B、Cなどがあります」のように、上位語「○○」と下位語「A、B、C」の関係がはっきりと示されているような文。
例:「Aは○○の一種です」のように、下位語「A」と上位語「○○」の関係が明確に説明されているような文。
このように、ある事がらを説明する際に、抽象的な上位語を用いて全体像を示し、具体的な下位語を用いて相手の理解を深めていくような形式の文章を理解することにより、論理的でわかりやすい説明文を書く力を身につけることにつながっていきます。
澄井 俊哉(すみい としや)
- グレーゾーンと発達障がいの子どもたちの特性サポート型学習塾「すばるゼミ」教室長
1984年相模女子大学小学部に赴任。「わかる授業、楽しい授業」に向けた指導のあり方を長年研究し続け、「総合学習」のカリキュラムの作成、「学習毎日プリントクリアー」の開始、「漢字ベルトタイムと漢字検定」の導入などを推進した。2016年に副校長に就任。コロナ禍においては、子どもたちのために、本の読み聞かせを200冊以上校内で配信。日本全国私立小学校連の研究大会において2013~2015年の間、国語部会の全国委員長を務める。


















