深い「悲嘆」に陥らないためには…

 どんな別れにも悲しみは伴いますが、その後、悲嘆が深くならないようにできることがいくつかあります。

 まず、別れのセレモニー(お葬式)は必ず行いましょう。どんなにささやかなものでも、かまいません。家でも斎場でも、亡くなったペットを囲んで、みんなでお別れや感謝のことばを伝えてください。気持ちの区切りをつけて、次のステップに進む助けとなります。


▲ペット霊園の納骨堂(深大寺動物霊園)

 自分の気持ちを話せる人がいれば、話すと楽になる場合もあります。そのときに大切なことは、ペットと別れた悲しみをきちんとわかってくれる人に伝えることです。動物のことをあまり好きではない人に話した場合は、「ペットとの別れなんて大したことない」と言われて傷つき、さらに悲しみが深くなってしまうこともあります。

 思い出すのがつらすぎて、「ペットとの別れはなかったことにしよう…」と悲しみにふたをしてしまう人もなかにはいますが、心の苦しさは残っています。無理のない範囲で思い出すことを恐れず、その子に関わる何らかの作業(グリーフワーク)、たとえば写真の整理や思い出をつづる作業などをしてみましょう。亡くなったペットに向けて、今の自分の気持ちを手紙にする方もいます。作業をするなかでその子と過ごした時間を思い出し、自分にとってのその子の意味を考え、そして徐々に別れのつらさを乗り越えていく力を付けることができます。


▲自宅でのお弔い


▲ペットを弔う、さまざまなグッズ(深大寺動物霊園)