九九の暗記における「つまずき」と、その克服法!
九九を間違って覚えてしまい、なかなかそこから抜け出せない子どもがたくさんいます。その原因の一つは、九九特有の「読み方(音の表現)」にあります。たとえば、「4×7(ししち にじゅうはち)」のように、「七」を普段の「なな」ではなく「しち」と読むために、混乱が生じることがあります。これを防ぐためには、単に音で唱えるだけでなく、対応する数字をしっかりと目で見ながら練習することや、実際に書きながら覚えることが大切です。視覚と聴覚を結びつけることで、九九の正確な定着をうながします。
また、九九には段ごとに特徴があります。特に9の段は特徴的です。その法則や仕組みを知ることで、九九は単なる暗記ではなくなり、格段に覚えやすくなります。さらに、かけ算は「かける数」と「かけられる数」をひっくり返しても答えが同じになる交換法則(例:4× 7 =7×4)を活用することも重要です。これらの法則や特徴を生かしながら、効率的に九九をマスターできるように導いていきましょう!
九九は実生活とつながっている!
九九は、生活の中のさまざまな場面で有効に使えることを意識させていくことが大切です。
「お菓子が3個入った袋が4つあるから、ぜんぶで3×4で12個だね!」
「牛乳パックを2列、3段に並べたら、2×3で6本あるね!」
など、具体的なモノを使って質問し、九九を実生活と結びつけていくようにしましょう!
澄井 俊哉(すみい としや)
- グレーゾーンと発達障がいの子どもたちの特性サポート型学習塾「すばるゼミ」教室長
1984年相模女子大学小学部に赴任。「わかる授業、楽しい授業」に向けた指導のあり方を長年研究し続け、「総合学習」のカリキュラムの作成、「学習毎日プリントクリアー」の開始、「漢字ベルトタイムと漢字検定」の導入などを推進した。2016年に副校長に就任。コロナ禍においては、子どもたちのために、本の読み聞かせを200冊以上校内で配信。日本全国私立小学校連の研究大会において2013~2015年の間、国語部会の全国委員長を務める。


















