「ちゅら」との出会いが、人生を変えてくれた!
M子さんは、「ちゅら」が来て2年近くたったころ、結婚して家を出ることになりました。ちゅらを連れて行こうか悩んだそうですが、住み慣れた実家でちゅらはそのまま家族と暮らし、自分が時々戻ってくればいいと考えました。「ちゅら」は徐々にその状態を受け入れ、最後まで犬の飼育に反対していたお父さんが、今は一番「ちゅら」をかわいがっているのだそうです。
M子さんが妊娠したときは、そのお腹に頭を寄せてじっとしていることがよくありました。「ちゅら」なりになにかを感じていたのでしょう。生まれてからは、赤ちゃんに吠えたのは最初の1日だけ。その後は子守り役としていつも側に寄り添います。

▲赤ちゃんがいるM子さんのお腹に寄り添うちゅら

▲泣かないで、ぼくがいるから大丈夫

▲二人で内緒話
歩けないことに絶望していたM子さんは、現在膝の痛みを感じることはほとんどなくなり、通院の必要もなくなりました。手術をしたあとは、一生実家暮らしと思っていましたが、今では子育てが一段落したら、また保育士として働きたいとも考えています。「ちゅら」との出会いがなければ、自分の足で自由に歩くことも、さまざまな人との出会いも、そして結婚や出産もなかったことでしょう。「自分を救ってくれたちゅらと一緒に、今度はお年寄りや子どもたちのためになにかお手伝いしたい!」とM子さんは考え、いろいろなボランティア活動に参加しています。

▲3歳のお誕生日おめでとう、ちゅら!
第15回 自閉スペクトラム症(ASD)の方へのアニマルセラピーの事例 →https://subarucollect.jp/detail/393/
山川 伊津子(やまかわ いつこ)
- ヤマザキ動物看護専門職短期大学 動物トータルケア学科教授。
社会福祉士、精神保健福祉士。
動物を介在させた人の福祉とそれに伴う問題をVeterinary Social Workの視点から教育・研究し、小学校や高齢者施設で活動を実施している。


















