カタカナ学習の重要性 漢字習得への影響

 漢字のかたちをよく見ると、じつはカタカナが深く関係していることがあります。たとえば、「学」という漢字の上の部分は、カタカナの「ツ」と「ワ」が組み合わさってできています。

 ところが、学校教育では、ひらがなや漢字ほどカタカナの学習に時間をかけないのが現状です。夏休み用のドリルでまとめて自主学習する、といった状況もめずらしくありません。

 このため、子どもの漢字学習が苦手な背景には、カタカナの定着不足や書き順の理解不足が影響している可能性があります。カタカナを正確に、そしてしっかりとした書き順で書けるようにすることは、漢字学習における基礎的な力といえるでしょう。


澄井 俊哉(すみい としや)

グレーゾーンと発達障がいの子どもたちの特性サポート型学習塾「すばるゼミ」教室長

1984年相模女子大学小学部に赴任。「わかる授業、楽しい授業」に向けた指導のあり方を長年研究し続け、「総合学習」のカリキュラムの作成、「学習毎日プリントクリアー」の開始、「漢字ベルトタイムと漢字検定」の導入などを推進した。2016年に副校長に就任。コロナ禍においては、子どもたちのために、本の読み聞かせを200冊以上校内で配信。日本全国私立小学校連の研究大会において2013~2015年の間、国語部会の全国委員長を務める。

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