「お店屋さんごっこ」で実践的に!

 ある程度、お金がかぞえられるようになったら、「お店屋さんごっこ」をしてみましょう!お子さんの年齢によっては、乗り気でない場合も考えられます。
 その場合は、たとえばおやつをあげる際などに、価格を表示し、おもちゃのコインで支払わせるという方法も有効です。

●おこづかい方式での活用
 おこづかいを与えるのと同じように、まずおもちゃのコインをまとめて渡しておき、そこから支払いに充てていくスタイルもよい方法です。「おこづかいを与えるのはまだ早いかな…」「本物のお金を扱わせるのは心配」など、お金の取り扱いに不安がある場合でも、この方法なら心配いりません。

●学習のポイント
 支払いを学ぶことで、おつりをもらうために少し多めに(端数調整を意識して)払う練習もできます。また、「通帳」に見立てたノートなどに入出金を記録させることも、お金の流れを理解するのに役立つ有効な学習になります。


澄井 俊哉(すみい としや)

グレーゾーンと発達障がいの子どもたちの特性サポート型学習塾「すばるゼミ」教室長

1984年相模女子大学小学部に赴任。「わかる授業、楽しい授業」に向けた指導のあり方を長年研究し続け、「総合学習」のカリキュラムの作成、「学習毎日プリントクリアー」の開始、「漢字ベルトタイムと漢字検定」の導入などを推進した。2016年に副校長に就任。コロナ禍においては、子どもたちのために、本の読み聞かせを200冊以上校内で配信。日本全国私立小学校連の研究大会において2013~2015年の間、国語部会の全国委員長を務める。

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