小学1年生のひき算の学習は、まず1けたから1けたをひく計算から始めます。その次の段階は、「10」から1けたをひく計算。この段階では、たすと「10」になる数字の組み合わせをしっかり覚える必要があります。そして、次の段階で、2けた(11~19までの数)から1けたをひく、繰り下がりのあるひき算を学びます。たとえば、「12-3」の場合は、「10」から「3」をひいて「7」、そして残りの「2」と合わせて答えを「9」と出します。
今回は、これらの計算を「ひき算カード」をつくることで、親子で楽しくひき算を学ぶ方法をご紹介します!
カードをつくって「ひき算」の考え方を学ぼう!
●カードの作製と整理
お子さんに、2けた(11~19までの数)から1けたをひく、繰り下がりのあるひき算の式を書いたカードをつくってもらいます。できたカードは答えごとに分けましょう。
たとえば、答えが「9」のカードは「11-2」、「13-4」、「15-6」などが、答えが「8」のカードは「11-3」、「12-4」、「14-6」、「16-8」などができます。
●規則性の発見
問題をつくり、答えごとに並べていくうちに、その過程でたくさん計算することになります。同じ答えのカードが何枚かできたら、下のイラストのようにひかれる数がだんだん大きくなるように並べてみましょう。

すると、ある規則性を見つけられるはずです。空いている場所にも式が入ることに気づいたり、計算しなくても答えが8になるカードや9になるカードを見つけられたりするようになるでしょう。
2けた(11~19までの数)から1けたをひく繰り下がりのあるひき算カードを並べると、下のイラストのようになります。これですべてのカードの完成です。ここからもわかるように、答えが「9」になるものが、とても多いですね。 算数では数字を美しく並べて、規則性が見えるようにすることはとても大切な活動です。












