漢字はなぜ、難しいのでしょう? 漢字は、ひらがなやカタカナに比べて画数が多く、複雑な形をしています。似たような形をした漢字が多く存在するため、見分けがつきにくく、混同しやすいのも、難しく感じる要因です。

 さらに、一つの漢字に対して音読みと訓読みがあり、そのうえ複数な読み方をする漢字も多くあります。単体で読む場合と、熟語になった場合で読み方が変わったり、送りがなによって読み方が変わったりすることがあるので、このことが、覚えにくさにつながります。

 日本人の子どもにとって、漢字を学習することは、とても大変なことなのです。そのため、漢字はさまざまな学び方を通して、楽しく学習する必要があります。
今回は、漢字の構成に目を向ける遊びをご紹介します!

漢字の「組み合わせクイズ」で楽しもう!

 漢字の学習は、ただ書き写すだけでなく、その成り立ちや組み合わせのおもしろさを知ることが大切です。子どもたちが、ゲーム感覚で漢字の構成要素にふれることで、自然と「漢字を見る力」を養うことができます。ここでは、具体的な方法として「組み合わせクイズ」をご紹介します。

●組み合わせクイズの例
・「日」と「ノ」 を合わせると何になるかな? ……答え 「白」
・「イ」と「木」 を合わせると何になるかな? ……答え 「休」
・「休」と「一」 を合わせると何になるかな? ……答え 「体」


 このように、「漢字+形」、「カタカナ+漢字」、「漢字+漢字」など、さまざまな組み合わせでクイズを出してみましょう。遊び方のポイントとして、親御さんがクイズを出すだけでなく、お子さん自身がクイズをつくってもらうのもよい方法です。自分で問題をつくることで、「この漢字は何と何でできているんだろう?」という視点が生まれ、漢字の構成要素をより深く意識するようになります。

 また、市販されているカードゲームのなかには、漢字の組み合わせを利用して遊ぶことができるユニークな商品がたくさんあります。こうしたゲームを通して学びを遊びに取り入れることで、より楽しく、継続的に漢字にふれることができます。
 
 この漢字の「組み合わせクイズ」は、特に小学校の中学年・高学年になると役立つ「漢字を見る力」を、低学年のうちからはぐくむのに効果的です。ぜひお子さんに、漢字のおもしろさを遊びながら体験させてあげてください。

 漢字は、形と形、文字と文字の組み合わせで成り立っています。子どもたちには、その組み合わせのおもしろさを楽しみながら気づかせることが大切です。そうすることで、さまざまな漢字を学ぶ際に漢字を「見る力」がはぐくまれ、漢字の覚え方の一つを身につけることになるでしょう。


▲「へん」と「つくり」を合わせるゲーム 漢字はかせ 新装版(株式会社 幻冬舎)
【参考】https://www.gentosha-edu.co.jp/book/b607113.html