東京都八王子市のA小学校では毎年1学期が終わった直後に、地域の大人が講師となって、さまざまな講座を提供するサマースクールが実施されます。コマ回しやキッズダンス、プログラミング体験など、3日間にわたってたくさんの特別講座があります。ヤマザキ動物看護大学では、2015年から大学の地域連携の一環として動物に関わる講座を提供してきました。今回は、今年実施した「動物介在教育」についてご紹介します。
前半は、犬とのふれあいからスタート!
今年のテーマは、「生き物大好き!」として、犬とトカゲを扱いました。なんともミスマッチな組み合わせですが、前半は犬、後半はトカゲという講座の構成です。生き物に興味をもってもらい、正しい知識やふれあい方法を身に付けてもらうことを目的にしています。大学の教員4名と大学生9名、そしていつも高齢者施設のふれあい活動で活躍するボランティアさん3名とワンちゃん3頭での実施です。小学2、3年生が20名参加してくれました。
前半は「ワンちゃんと友達になろう!」というタイトルで、まず犬に関するクイズからはじまります。「うれしい気持ちのワンちゃんはどれ?」「怖がっているワンちゃんはどれ?」「ワンちゃんをなでるときよろこぶ場所はどこ?」など、大学生がスライドを使いながら進めていきます。〇×形式で盛り上がりながら、犬について学んでいきました。

▲だっこできるかな?ちょっと緊張気味のビーくん
最後に、「ワンちゃんとふれあうときのお約束」を伝えてから、子どもたちにはグループに分かれてもらい、いよいよ実際のワンちゃんとのふれあいです。子どもたちはそれぞれのワンちゃんを囲んで飼い主であるボランティアさんから説明を聞き、実際にワンちゃんを触ってみます。最初は恐る恐る触っていますが、徐々に自分からもっと近づいておなかや背中をなで、次第にうれしそうな笑顔を見せて、会場いっぱいに楽しそうな声が広がりました。
今回参加のワンちゃんはラブラドール・レトリーバーのあんこちゃん、オーストラリアン・ラブラドゥードルのちゅらちゃん、ミニチュア・ダックスフンドのビーくんの3頭です。いつもの高齢者とのふれあいとは違い、この日は元気なちびっこ相手で少し勝手が違いましたが、ワンちゃんもボランティアさんも大活躍でした。

▲今日はみんな元気がいいな、とあんこちゃん

▲子どもたちにいっぱいなでてもらってご機嫌なちゅらちゃん











