世界文化社は、自閉症作家・東田直樹さん初の幼稚園時代のエッセイ『だから毎日、幼稚園に通えた』 を、3月23日(日)に発売します。重度自閉症の著者が描く、子ども時代の気持ちや世界は、今を生きる発達障害のある子どもたちの心を代弁しています。
 
 本書は、発達障害など「困った」を抱える子のための保育専門誌『PriPriパレット』の連載を纏めたものです。支援のお悩みに答えるQ&Aも収録、実用的で温かなアドバイスで保育者に寄り添います。発達障害のある子どもが増えている今、保護者や支援に尽力する方々がほっと一息つける、心の処方箋のような一冊です。また、本書は岡山大学学術研究院・佐藤 曉教授による解説も収録しています。

リリース概要

◎ 幼稚園時代を振り返る35のエッセイで、子どもたちの心を代弁


僕もみんなみたいに話せたらいいのに。口をパクパク動かしても、大きく息を吐いても、僕の口から言葉は出てきてくれません。気がつくと、ひとりぼっちになっていることもありました。だから、話せない僕の気持ちに寄り添ってくれる先生の言葉には、何度も救われました。「楽しかったね」「ごめんなさいだね」「ありがとうって言いたいよね」、僕の代わりにお喋りしてくれる先生。友だちは、それが僕の言葉だと信じていたと思います。(本書「代わりにお喋り」より)

◎ 現役保育者13名からの支援にまつわるお悩みに、東田直樹さんが回答


Q.子どもが、保育者である私との関わりをいやがっていないか不安です

(Y・Kさん/保育歴9年)

A. 「先生はあなたのことが好き」という気持ちを伝えて

子どもの気持ちがわからないと不安ですよね。もしかしたら、その子も、園でどうしたらよいのか戸惑っているのかもしれません。その子は、家やほかの場所では、どのような反応なのでしょう。保護者や周りの人から情報収集して、その子が感じているかもしれない不安材料をできるだけ取り除いてあげてください。(一部抜粋)