日本発達障害学会 第60回研究大会が、11月1〜2日にかけて、新潟大学五十嵐キャンパス(新潟県新潟市西区)で開催されています。

今大会のテーマは「知的障害・発達障害者の学習・行動・生活支援の到達点と新たな一歩」。知的障がい・発達特性のある本人やご家族を支えるための実証研究、そして協働連携による次のステップをどう踏み出すべきかを再考する機会となります。

特別講演の熊谷晋一郎先生(東京大学先端科学技術研究センター)のほか、2つの実行委員会企画シンポジウム、6つの最新研究セミナー/教育講演が企画されています。また、60回記念シンポジウム「知的障害・発達障害者への支援の到達点―教育・福祉・医療連携の新たな一歩」も見どころです。

発達特性に関する各分野の研究発展と問題解決に向けての活動をレポートします。

(内容は順次更新)

【自主シンポジウム①】 知的・発達障害の当事者たちが企画・運営・発信するインクルーシブな生涯学習プログラムの開発:その3

企画者:武部正明先生(相模女子大学)

■相模女子大学では、発達障がいや知的障害の若者と同大学の学生がともに学べる「インクルーシブプログラム開発事業」を実施
・インクルーシブ生涯学習プログラム①:オープンセミナー 大学で学ぶ楽しみ発見セミナー
・インクルーシブ生涯学習プログラム②:ゼミ活動

■インクルーシブ生涯学習プログラムを支える当事者と学生による発展的な活動
・エンパワメント・プログラム:オープンセミナーのテーマや意義の構築、効果測定を実施(インクルーシブ・リサーチ)

■当事者主体を実現するための行政の役割
・啓発講座の開催:相模女子大学が主体となったプログラムを開発。次の目標として、若者たちにどのように認知してもらうか

■指定討論