▼日本ガイシアリーナ2階ロビーに正式導入されたPa・O Calmdown

ニュース概要

 タック株式会社(本社:愛知県名古屋市、CEO:竹内成豊、以下当社)は、自社製品の「Pa・O Calmdown(パオ カームダウン)」を、2024年夏から約半年間の実証実験を経て、名古屋市の日本ガイシアリーナ(名古屋市総合体育館レインボープール、以下当施設)に正式導入しました。


▲日本ガイシアリーナ外観
【施設情報】
施設名 :日本ガイシアリーナ
     (名古屋市総合体育館レインボープール)
所在地 :〒457-0833
     愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の5
設置場所:2階ロビー


▲Pa・O Calmdown設置位置

競泳プールとアイスリンクを備えた
名古屋市の総合スポーツ施設

夏季は競泳プールは全国大会や市民向けの水泳イベントの会場として、冬季はアイスリンクはフィギュアスケートやアイスホッケー、スケート教室などに利用されており、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。


実証実験の目的・背景
 名古屋市(担当:スポーツ市民局スポーツ施設課、以下、名古屋市)では、2026年に開催予定の第20回アジア競技大会および第5回アジアパラ競技大会に向け、すべての人がより観戦しやすい競技会場づくりに取り組んでいます。

その中の一つの取り組みとして、さまざまな方が安心して利用できるよう「カームダウンスペース」の設置とその設置方法の検討を行っており、その中で既存施設にも対応可能で、かつ短時間(約1~2時間)で設置できる組み立て式カームダウンルーム「Pa・O Calmdown」を当社からご提案し、2024年夏より実証実験を行う運びとなりました。


▲実証実験中に設置していたパンフレット
「カームダウンスペース」とは?
主に感覚に敏感な方々に配慮した空間で、大きな音や雑音、視覚的な刺激をカットし発達障害や精神障害を抱える方等が、気持ちが高ぶったり、パニック状態になった際に、落ち着くための空間。
最近では空港や学校などへの導入が増えており、
設置に向けた取り組みが期待されています。


▲Pa・O Calmdown標準サイズイメージ
「Pa・O Calmdown」の製品特徴
既存施設にもスペースさえあれば簡単に後からでも設置できる置き型ブース。設置後の移動・別会場への移設も可能なので、設置環境の変化にも柔軟に対応でき、持続可能性にも配慮しています。
また設置場所や利用ニーズに応じてサイズ変更も可能で、カラーやデザインのカスタマイズも承ります。

▼より詳しい実証実験の経緯や、Pa・O Calmdownの仕様はこちらをご覧ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000124003.html

実証実験で得たフィードバックを反映し、第2号機を改良開発


▲「クールダウン・カームダウン」のピクトグラム(JIS規格)が記載されています

実証実験で得た課題と改善点
名古屋市では利用者アンケートの結果に加え、実証実験期間中に利用が想定される方々をお招きし、さまざまなご意見を頂戴しました。

【ご意見の例】
・木目柄の木のぬくもりが素敵だった
・横になって落ち着きたい
・介助者と一緒に利用できる広さがほしい
・少し圧迫感を感じる
・心を落ち着かせるのにかかる時間は短くて30分、長くて1~2時間ほどかかるため、Pa・O Calmdownは短時間の利用に向いていると感じる
・「明るすぎず、暗すぎない」「メイン導線ではない」など、置く場所については検討が必要


▲実証実験時に使用したPa・O Calmdown(幅1200×奥行900×高さ2018mm)


▲Pa・O Calmdown標準サイズ内装イメージ